Nadegata

なで肩です。

2017/10/9 MOUNT KIMBIE@WWW X

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UKのポスト・ダブステップDuo、Mount Kimbieに行ってきた三連休最終日。

まずはオープニングでAlbino Soundが回す。これがなかなかよい。ぶっちゃけ最初ゲストと書いてあったyahyelかとおもってずっと聴いていた。yahyel観たことなかったし、一度さらっと数曲流し聴きしたくらいで曲も良く覚えてなかったししゃあない。なによりDJがOAで出るなんて書いてなかったやろ!(言い訳)。昼間から飲みまくっていたのもあるかもしれないけど、yahyelだと思って聴いていたAlbino Soundは非常に良くて、「yahyel、ちょっと聴いたときは違うなと思ったけど、ええやん」という気持ちになり、汗かきながらガンガン踊った。

その後、二組目でMount Kimbieが来ると思ったら日本人集団が現れて、そこでやっと最初のDJがyahyelではなかったことに気付く。本家yahyelはぶっちゃけ好みもあると思うが、Albino Soundの方が全然好きだった。英語で歌ってて、MCも英語しゃべってた。発音が良いから帰国子女とかかな?しかしいくら発音が良くても、アメリカにいた自分には歌声は良くも悪くも日本人にしか聞こえんかった。ワンオクみたいな感じ?発声の仕方やら声質に特徴があるのかな。その辺の専門知識はないので全く感覚的な部分なんだけど。

おまちかねのMount Kimbie。2人組だと思ってたけどサポート?含めて4人編成で登場。女性メンバーが美しい!やっぱこういうエレクトロを生音多めで演奏するスタイルって超好みだわ。自分が古いタイプだからなのか、打ち込みもいいけどやはりバンドサウンドに対する信頼感みたいなものはいまだにかなり強くて、そんな中で彼らのようなスタイルが支持されてるのはこちらとしてもうれしい。

そのテンションそのままに、物販で2曲入り2000円という高級なカセットテープ買って帰った。最近は荷物になるから、アナログよりカセット買う傾向があるな・・・。

2017/10/7 Noname@WWW X

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個人的2016年のベスト新人、Nonameが来日すると知ったら、Bay Campのエリカ・バドゥかぶってようが、こっち優先ですよ。あと、エリカ様、あのビルボードのカジュアルエリア33000円なんて高すぎて感じ悪すぎ。あそこ音悪いし。

そして、ありがとうWWW。いまや僕の音楽ライフはWWW/WWW Xに大半を依存している気がする。

シカゴのフィーメールラッパー、Noname。FreeでサンクラにTelefonがアルバムごとあがってるのでまだの人はいまさらだろうが是非チェックしてみてください。

 

 去年だらだらと新曲系のプレイリスト適当に流してた時、アルバム一曲目のYesterdayが流れてきて、聴いた瞬間、うわっ!誰これ!と衝撃を受け、即全曲チェックしたの覚えてる。

そしてライブはやはり最高だった。アンコール混みで50分位。持ち曲少ないからそんなもんかな。もっとききてー!という気持ちはあったが仕方ない。

 しかしWWWさん、ほんといい仕事しますわ。ラップもきちんと押さえてくれるあたり、信頼できる。

2017/10/4 サニーデイサービス/Polaris@Liquidroom

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この日はZeppベルセバの公演もあったが、アメリカ時代にわりと観てるのと、野音行けなかった反動でどうしてもサニーデイ行きたい気分だったので、こちらを選択。

 

ポラリスはライブは初めてかも。聴くのもひっさびさ。きちんと覚えてないけど、知ってる曲もあったから割と幅広く演奏してくれたんだと思う。

最後はFishmansのSeasonのカバー。このメンツでこれはずるいぜ。確実に一番盛り上がってた。

 

お次はサニーデイ

 

 ライブの二日前あたりから、急に曽我部氏が通称「牛盤」こと、97年の4thアルバム「サニーデイ・サービス」曲をやることをほのめかし始めていたので当日かなり楽しみにしていたのだが、登場するなり、しょっぱな「Baby Blue」からの「朝」という流れ。お、これはやはり・・・、いやまだ急に裏切られる可能性も・・・という疑念を抱きつつも、5曲目の「虹の午後」にあたりで確信。

結局MCも挟まずストイックに牛盤を最初から最後まで順番通り、アレンジもせず完全再現してしまった。

まさか対バン企画でこんな再現ライブ観れるとは・・・。「東京」の再現ライブの時は、大々的に銘打って、すぐ売り切れてたけど、今回は当日券もあったっぽいぞ。観れなかったファンはさぞ悔しかろう。そして観れた人は超ラッキー。

それにしても20年前のアルバムとは思えんほど色褪せない楽曲たち。特に「Pink Moon」なんかは今の曽我部の声質とぴったり合っていて、単なる再現という以上にぐっとくるものがあった。旅の手帖とか観れて感動だわ。序盤中盤もいいが、やはり後半にかけてのアルバムの流れ、最高。

アンコールでできたばかりという新曲を1曲やって終了。いやぁ良かった。

ポラリスフィッシュマンズカバーと、20年前のアルバム再現というおっさんホイホイなイベントだったが、どちらも決して懐古的な感じは出さずにいまだに責めてて素晴らしい。見習いたい姿勢ですわ。

2017/9/25 落日飛車/ミツメ/MOTORAMA@渋谷WWW

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台湾の落日飛車の来日公演に。ミツメと一緒に観れるなんて、最高すぎて行かないわけがない。

OAがあるなんて知らなかったんだけど、最初はMOTORAMAという白人の3人組バンド。後々調べてロシアのバンドということがわかった。ギター、ベース、ドラムというシンプルな構成で、曲ごとにギターとベースがお互いに楽器を交換したりして面白い。全く知らないバンドだったけど、めちゃくちゃかっこよく、今度ワンマンあったら行きたいと思えるレベルで楽しめた。こういうのがあるから前座も見逃せない。

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2番手はミツメ。やはりいつ観ても安定して良い。新曲も演った。

最後は落日飛車。観客に台湾人?と思わしき人たちが増えてきた気がする。6人編成の大所帯。ボーカルの英語が下品だけど愛嬌ある。サックスかっこいい。それとパーカッションの人、もうちょい音量上げてあげてもよいのでは?

序盤はゴリゴリのAOR。後半にかけてロックっぽく鳴らしていって気持ちよかった。途中、日本の有名バンドのカバーやるからと、「シ アミ キャッ」って知ってるよね?!って問いかけてたんだが、殆どの観客がそんな有名バンドいたっけというリアクション。んで、演奏始まったらなんとシャムキャッツのTravel Agencyのカバー。現地発音すぎてシャムキャッツのことだとは全く気づかなかったぜ。途中から夏目氏も飛び入り。

会場でトリプルファイヤーやらスカートやらのメンバーもちらほら見かけたので、結果的にいわゆる東京インディー界隈大集合って感じ。

アンコール後、ボーカルの友人の一般人がプロポーズする的なサプライズがあった。みんな暖かく見守ってたようだけど、音楽だけ聴きたい器の狭い自分はぶっちゃけガイコツみたいな表情してました。

落日飛車前に会場で流れてた中国語の曲がかっこいいからShazamで調べたら、雀斑樂團(Freckles)というバンドの曲らしい。読めないけど適当に中国語のサイトぱらぱら観てたら多分ジュディマリのそばかすからバンド名つけたっぽい。

新譜がとても良い。落日飛車も素晴らしかったが、ここ数日こっちばかりヘビロテしており、むしろこっちにはまりそうだ。中国語女子ボーカルは最高にキュートで妙にクセになる。いいバンドしれて良かった。

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2017/9/20 Telefon Tel Aviv@代官山UNIT

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Telefon Tel Aviv、約10年前くらいにエレクトロニカシーンを聴いていた人間にとっては避けて通れない名前。2009年にチャールズ・クーパーが亡くなってからソロで活動してたとは聞いてたけど、正直それ以降はあまり耳にすることがなかった。

(超余談だけどTel Avivという地名を知ったのもこのバンドのおかげ。)

なんでこのタイミングで来日したのかよくわからないけど、ある意味である時代の(狭い)シーンを象徴するようなアーティストなので懐かしさとかいろんな感情込みで参加。後に対バンでtoeがでるとなって、めちゃくちゃ嬉しかった。

toeは相変わらず顔で唄う演奏。かっこいい。MCで故郷の話を絡めて、Telefon Tel Avivは同じ近所の人がやったエレクトロミュージックで同郷の匂いがする。という話をしていて、うんうんと頷きまくってしまった。その表現ドンピシャでわかる。

Telefon Tel Avivは、序盤ドローン→ノイズという流れで、正直肩透かし食らった。おもてたんと違う!!嫌いじゃないけど、ずっとこの調子だとしんどいなぁと思ってたら、中盤から後半にかけてボーカル曲も織り交ぜてきて最後はBirdsで大団円。こういう流れのライブ、Taico clubのAM3時くらいでありそうなやつだよなぁと思いながら浸っていた。野外の深夜で聴いたらめっちゃ気持ちよさそうだった。

終演後もアンコールの拍手がやまず、大半の客が残っている状態。やる曲がないとのことで結局アンコールはなかったんだけど、ぶっちゃけ会場のSEが中途半端にドローンっぽいのかけてたせいで、みんなまっすぐ帰れなかったってのもあると思う。アンコール無いなら、いっそのこと脇田もなりとか全然関係なさそうな音楽ガンガンにかけてくれれば誤解ないはず。

2017/9/14 ドミコ/MONO-NO-AWARE/mabanua@新代田Fever

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早稲田のサークルが主催してる秋の夜長fesというイベントを観に2日連続でFeverへ。取り置きでドリンク入れても2000円。この値段だとちょっと迷ってても躊躇なく行けて良い。その分物販で気持ちよく金落としますよ。

今回は今年のフジロックの苗場食堂で観て以来絶対ライブ行ってやろーと狙ってたドミコ目当て。グリーンステージでのGorillazを捨てて、スカート観に苗食行ったら時間少し押してて後半だけだったけど幸運にも偶然観れたのだ!

今回ドミコは2番手だったので、それまで新代田の二郎で腹ごしらえ。10人くらい並んでて、ドミコ間に合うかやや焦る。既に1番目のZombie-Changは始まってるが諦めよう。すぐに自分の後ろにもさらに10人くらいの列ができて、新代田店の人気にびびる。列は着々と進むがたぶん開始時間にはぎりぎりのペース。小ラーメンヤサイニンニクアブラ。着丼後5分でサクッと片付けてなんとかドミコの開始に間に合った。良い豚だった。しかし、他の店舗に比べて割と細かいルールにうるさい店だな、新代田は。個人的に二郎の排他的な空気は嫌いじゃないんだけど、二郎にしては妙に小煩くて不思議な感じだった。

腹ごしらえも終え、学生だらけでアウェーかなと思って会場入ったら、学生イベントの割に結構おっさん、おばさんがチラホラ。むしろ前列は明らかに平均年齢高めな感じだった。(自分もその一人なのは自覚しております!)一方ですぐ後ろの方で友達と単位の話してる学生達もいて、なんか少し懐かしい気分になった。

ドミコはフジロックでみた時はかなり後方からだったのでよくわからなかったけど、ギターの音を重ねてるのか。やっぱかっこいいわ。ギターの人、Chance the RapperのTシャツ着てた。最後に演ったくじらの巣は苗場で一度聴いたっきりだったのに妙に記憶に残ってる癖になる曲。ラップっぽい感じもいい。終わった後物販で買い物。謎にでかいサイズのTシャツ(LとXXL)しか無くてウケた。来月新作でるみたいなんで絶対買う。

お次はMONO NO AWARE。こっちもフジロックに出てたけど観なかったやつ。ボーカルのあの感じは好み分かれるだろうけど、音はかっこいいし、何より演奏のレベルが高い。既に売れてるし、もっと売れそうな感じがプンプン。目指す方向はサカナクション的な方向なのか、Base Ball Bearなのか。どちらも正直そんなよく知らないんでイメージで語ってますがとにかくそんな感じのバンドだった。

最後はmabanuaくん。Greenroomで藤原さくらのバックでドラム叩いてるの観て以来だと思う。ソロで観るのはだいぶ久々。トリなのに前方がありえないくらいすっかすかで、客層的にこんなもんなの?と思ってしまった。今回はドラムではなく、鍵盤とギターで弾き語りスタイル。このスタイルで観るのは初めてだけど、結構良い。共演したというTahiti 80のカヴァーやりますとなって、「そもそもみんなタヒチ80って知ってる?」と問いかけてた。世代的には愚問すぎるし、少数派のおっさんたちがパラパラと返事してたんだけど、どうやら以前違うイベントで同じ質問したら誰も知らず、聞いたらみんな20代だったらしい。まじかよ。mabanuaくんはほぼ同世代なので30以上なら絶対知ってると思うけど、それより下の世代は知らないのね・・・。わりと衝撃うけた。そんな前置きをしつつHeartbeatのカヴァーをアコギ弾き語りで演奏。やっぱ名曲。これが一番盛り上がってた気がする。タヒチのPuzzleには色々と思い出があり、聴いてて中高時代を思い出した。年取ったわ。

安い割に楽しめたイベントだった。

2017/9/13 Lucy Rose@新代田Fever

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 9月は珍しく前半はライブ行く予定が無く、後半にいくつか入ってるという状況だったんですが、今日は仕事が思いの外早く切り上げられたんで、当日券でLucy Roseの来日公演に。

当日券で入るなんて随分と久々だったけど、結論から言うと行けて本当に良かった。MCでも言ってたけど、本人の希望でチケット代が抑えられてて、当日券なのに2800円という良心的すぎる価格で入れた。今日び国内のインディーズバンドのライブでもFeverサイズならもうちょい取る気がする。ほんとありがたい。

 前列シーティングという会場セッティング。開始前にラテンアメリカツアーのドキュメンタリーが流されてたが、終始字幕なしだったんで、みんなどれだけ理解できたんだろうか?(本人もそこ気にしてた。かわいい。)

ドキュメンタリーからも汲み取れたけど、彼女は商売っ気が本当になくて、今日のチケット代についても本当に高くないか心配してたし、素直に良い人だった。演奏は三人でバンドスタイル。Feverの音も良くて、ボーカルが綺麗に響いてて素晴らしかった。というか、バンド引き連れてこの値段でホント大丈夫なん?と少し心配になる。浮いたお金でレコード買ったろと思ったら残念ながら売切れ。CDは残ってたけど、なんとなくレコードで聴きたいタイプの楽曲なんだよな。お店で見つけたら買います。