Nadegata

なで肩です。

2017/7/9 Love sofa Tokyo@代官山UNIT&SALOON

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CHAIとEMC目当てでSundayカミデのイベントへ。15時からスタートで夜まで。長い。

大阪のアンダーグラウンドシーンはほとんど馴染みないので、一気に観れるこういうイベントは非常に良い。

CHAIは来月のワンマンのチケット買ったものの、後に発表された愛しのJuana Molina嬢のライブともろかぶりし、泣く泣くチケットを手放すことに。ワンマンは発売後割とすぐにソールドアウトしたらしく、買えなかった人に無事譲れた。Basement Barのサイズとはいえ、ワンマン即売切れってのは凄いし、今回のライブ見ても売れる予感しかしなかった。ライブパフォーマンスがこなれてて、良い意味でプロ意識が見て取れてインディー界ではやっぱ頭抜けてる。フジロックにも出るし。

SALOONに移動してジャパニーズCLUB。まったくもって初めて観るバンド。歌詞の感じも含め、誤解を恐れず言うとラップを抑えてバンド感を高めたEnjoy Music Clubみたいな感じに思えた。いいバンド。

かみぬまゆうたろう、清水アツシどちらも良かったし、大阪シーンすげぇ層厚い。奇妙礼太郎はかなり久々に見たけど、ライブで聞くボーカルは何度聴いても惚れ惚れする。5年前のフジロックでトラベルスイング楽団を初めて観て知ったので、やはり個人的にはソロよりビッグバンドの中で楽しそうに歌ってる姿のほうが好きだったな。

マッカーサーアコンチはこれまた誤解を恐れずに例えると片想いみたいなごちゃごちゃしたハッピーな感じ。今回のイベントで個人的に一番観れて良かったし、気持ちよく踊れた。こういう幸せなバンドはとにかく見てて楽しいので大好きです。カレーもうまかった。

EMCは好きなんだけどライブより音源の方がいいな。関西勢のライブのうまさ観た後だと余計に際立つ。

やついのDJは最初の数曲聴いてあまり好きじゃなかったのでトイレタイム。DJはそうでもないけど、ひよっこの演技は好きです。

ワンダフルボーイズは半分Sundayカミデの漫談聴く会みたいな感じで楽しかった。この人ほんと面白いな。やついも出てきていじられまくってたけど、どっちが本職の芸人だかわからんくらい。既に世に出てるけど、ジェーン・スーみたいに突如ラジオパーソナリティとして違う方面で売れたりしそうな感じがした。

あと、めんどくさいから色々飛ばしてそのままアンコールいくスタイル本当すばらしい。お手盛りのアンコール待ちは拍手する手もつかれてダルいので他のバンドも採用すると良いと思うよ、この手法。

 

しかしUnitは音でかいわ。連日のライブで耳が疲れたんで耳栓持ってくればよかった。極力ライブで耳栓はしたくないんだけど、耳を悪くしたら今後音楽も楽しめなくなるので普段デシベルだけ下げるライブ用の耳栓をカバンに忍ばせてる。ただ、うるさい日に限って忘れるんだよな。間が悪い。実際今年使ったのはまだ一回。混んでてステージ端のスピーカーの目の前に来てしまった時に流石に音のバランス悪すぎて片耳だけつけて調整した。

関西勢の勢いを改めて感じたイベントでした。仮に何かの節に関西に住むことになっても生きていけることを確信。

2017/7/8 すばらしか/Car10/Suueat./SaToA@Batica

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この前のCar10のワンマンで紹介されてた、すばらしかのレコ発イベントへ。Baticaは一年ぶりくらいかな。前に何で来たのかは失念。狭い箱なんで周りの客がよく見えるんだけど、バンド関係の人もちらほら見かけた。

CAR10はやっぱりライブがとても良い。Baticaの音が割といい感じ。SaToAはあいかわらずMCの素人感が可愛らしい。セットは流石に聴き慣れてきたので新譜期待。

Suueat.は初めてみたけど、CAR10の人が参加してるバンドだけど、音楽性は若干違ってこれはこれでかっこいい。ボーカルの人、タトゥー思いっきり入ってて最近の若手インディーバンドには珍しい感じ。

すばらしかは前回見たときも思ったけど、演奏がやたらうまい。ずっとギターばっかみてた。妙に癖になる曲が多くて、帰宅してから寝る前まで頭のなかにずっと繰り返し流れてた。これ書いてる今も頭に流れてる。なぜだかまた観たくなる不思議な魅力だった。

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2017/7/2 ホフディラン20周年最後の晩餐@O-EAST

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ホフディランの20周年記念ライブへ。やや年齢層の高い客席が落ち着いてて良い。規模的にあまり頻繁に来ること無いけど、Eastはやっぱり観やすくていい感じの箱だ。音も良いし。

最初はサニーデイサニーデイは各季節それぞれに合う曲があるけど、やはりこの季節が一番合う。そして週末に合う曲も多い。初っ端の「さよなら!街の恋人たち」はまさにこの季節の日曜日にぴったりだし、「あじさい」もドンピシャ。素晴らしい。途中で弦切れてたけど、そのまま演奏続行。そしてまたまた日曜曲「白い恋人」では喉がちょっとやばくなってた。最後まで喉持たないんかな。最後は「青春狂走曲」 で締め。喉がどうだろうがやっぱ名曲。

ホフディランは名曲オンパレードでスタート。中盤でYo-Kingが初期ホフディランでギターやってた縁で、真心ブラザーズがゲストで登場。そういや友達が今日Yukiのライブ行くとか言ってたけど、夫婦揃って現場で頑張ってんのな。凄い。客からのリクエストを聞く体で4人で「サマーヌード」。曲の元になった日清のサマーヌードルが今年再販されるとニュースになっていたけど、もう22年前の曲。「どか〜ん」などを演った後、バンド編成で「スピード」「拝啓ジョン・レノン」とゲストなのに普通に真心のライブとして楽しめるレベルで演ってくれた。これは元取れたでしょとベイビーが言ってたけど、ほんと同じこと考えてました。しかしYo-Kingは昔と全然変わらない歌声で驚く。凄い現役感あった。曽我部もベイビーも頑張ってるけど、やはり声に衰えは隠せない中でYo-Kingのクオリティは本当に凄い。

ホフディランがまだ無名だった頃、既に真心で売れてたYo-Kingが「最近ホフディランのギターやってるんだ」と言って、桜井がボブ・ディランと勘違いして「何言ってんだこいつは?」と本気で思ってたというエピソードは面白かった。

二人目のゲストはかせきさいだぁこちらも初期ホフディランのサポートやっていたという関係。レコーディングに参加した「サガラミドリさん」演った。この人の声もいつまでも若い。一時期下北Threeとかでちらっと見かけて普段何やってんのかよくわからなかったけど、しまおまほと子供作ってなんか幸せそうにしてるんだろう。今度新アルバム出るそうです。

その後ホフディランメンバーでまた数曲演ったあと最後はCHABOが来て「雨上がりの夜空に」。一曲のために最後まで待機してたCHABO。豪華な使い方ですわ。

終演後、ポニーキャニオンでメジャー復帰が発表され、同時に9月の多摩川レコードの再現ライブも発表されて会場が今日一番盛り上がってた。チケットも先行で売られてたけど、予想通りめちゃ並んでたのでスルーして帰宅。サニーデイ、真心、ホフと90年台を存分に堪能して最高の夜だった。

2017/6/25 Car10ワンマン@下北沢Three

soundcloud.com

 

Car10の初ワンマン。6月に出た新アルバムがとても良かったので取り置きで参加。ドリンク代込みで2000円ちょっとで楽しめるなんて素晴らしい。数こなすようになるとこういう価格帯のライブがとてもありがたい。

オープニングアクトは「すばらしか」が出て演奏。サンクラでちょっと聴いたことあったけど、ライブは初めて。今度音源出るみたいです。Threeの音響とバランスがややあってなかったように思えたけど、演奏がとても達者で気にならないレベル。今度またCar10とイベントやるみたいなので行こうかな。

 

Car10が始まったらどんどん人が増えてThreeが超満員に。こんな混んでるThreeははじめてだ。トイレ行ってた間にステージ前に戻れなくなってて壁の向こうで観ることにした。ステージ前では盛り上がりまくって何回かダイブも起きてたんで、退避してきてよかったかもしれない。流石にもうダイブとかちょっとつらいお年頃。しかしThreeは最近では珍しいタバコ吸いながら観れるVenueだなぁと今更思う。喫煙場所という概念が無くて、あらゆる場所で吸えるし、あらゆる場所に灰皿設置してある。こういうライブハウスって意外と少ない気がする。

Car10のライブも初めてだけど、こちらも演奏がうまい。ギターうまいなぁ。新アルバム中心の演奏で途中カバーも交えて大満足。栃木から来てるみたいで、帰りの時間もあるし健全な時間にお開き。日曜のライブは早めに終わるの相当ありがたい。また遊びに行きます。

2017/6/24 Tall Juan/ミツメ/王舟@Wall&Wall

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Tall Juanというアルゼンチン出身のアーティストの来日公演へ。ぶっちゃけ、Tall Juanは聴いたことなかったけど、ミツメと王舟が出ると知って急にスケジュールが空いたこともあり当日券で参加。ここ一ヶ月なぜか無性にミツメのライブ観たくて仕方なかったのでいいタイミングだった。ミツメがNYでライブやった時に対バンした経緯で今回の来日公演も一緒にやってるらしい。

 

talljuan.bandcamp.com

 

表参道のWall&Wallは初めて行く箱。入り口がやたらわかりづらくて5,6分迷ってしまった。王舟も迷ってリハ遅刻したといっていた。たまに行く日本一予約の取れないという触れ込みのヘッドマッサージ屋と同じビルだったという。灯台下暗し。

王舟観るのはかなり久々だったけど、相変わらずいい感じの音楽やっていてとても良かった。ああいう雰囲気の音楽を国内でやってる人はなかなか希少だと思う。

ミツメは相変わらず永遠と聴いていたくなるような演奏。NY公演がどうだったか知らないけど、日本語歌詞だけど世界に通用する音楽やってると思う。アメリカにいた時代、toeやらtricotやらBorisやらLITEやら何組か日本のバンドのUSツアーに行ったことあるけど、基本的に歌詞なんて通じなくても演奏のグルーヴ感が立っていれば現地の客でも沸かすことできてた。それを踏まえるとChaiのUS公演での盛り上がり方も頷けるし、ミツメもきっと盛り上がったんだろうなぁ。

Tall Juanは一言で表すと、よく言われているように完全に「ひとりラモーンズ」としか形容できない演奏。途中からドラムとベースにミツメメンバーがサポートに入ってラモーンズ感マシマシ。勢いで半裸になるTall Juanにあわせて、ベースに入ったナカヤーンも一緒に脱いで半裸で演奏してて面白かった。なかなかミツメではお目にかかれない半裸演奏。アンコールでも、観客にドラム叩けるやついないか?一緒に演奏しようぜと誘うJuanに対してそんな無茶ぶりに対応できる観客もいるわけもなく、結局ミツメの洋次郎がアンコールでも叩くことに。アンコールはアドリブであわせたように見えたけど、とても息の合った演奏だった。さすがプロ。

今回の客の入り的におそらく二度と日本で観れないんじゃないかな、Tall Juan。結構好きだけど、キャラ含めて日本人にウケるかは未知数。

2017/6/17 スネオヘアーTour2017@渋谷CHELSEA HOTEL

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スネオヘアーのメジャーデビュー15周年記念のライブツアーに行った。ここ10年以上は全く聴いてなかったが、実はシュガーフィールズのレーベルでやってたインディー時代からメジャーデビュー直後くらいまで熱心に聴いてて、2ndくらいまではインディー含めて全部音源持ってた。ちょいちょい売れだして、インディー時代の楽曲にあった世間に対するひねくれた感じ、底にあるルサンチマンみたいなものが薄くなってからさっぱり興味なくなってしまって、全く聴かなくなってしまった。よくあるパターン。

今回は15周年ツアーは三夜構成で、一夜目は1stアルバムから3rdアルバムまでの楽曲、二夜目は4〜6作目、三夜は7〜9作目からの選曲という昔だけ聴いてた自分にとってうってつけのようなツアーだったので参加することに。

こういったある程度キャリアのあるアーティストが昔のアルバムの曲だけでやるライブや、昔のアルバムの何周年での再現ライブは本人たちのモチベーションは置いといて、一部ファンにとってはめちゃくちゃ需要あるし、自分は大賛成派です。新しいアルバムとかを全部聴きこむ気は全く起きないし、追いかけるのもしんどいので嬉しい限りである。

普段のライブを知らないのでなんとも言えないけど、今回のサポートメンバーは見覚えのあるメンバーが多かった。ギターがこの前のカーネーションのワンマンで観た以来の松江潤さん。相変わらず若い。ベースはサニーデイの田中貴。一時期スネオヘアーのマネージャーやってた繋がりでサポートしてるらしい。不思議な繋がりだ。ドラムはつばきのおかもとなおこ。先月旦那さんが亡くなったときいたけど、感じさせない演奏だった。

3rdアルバムの曲が全くわからんかったけど、1,2作目の楽曲は14年ぶり?くらいに聴いたけど、すんなり懐かしく聴けました。おもしろいもんで完全に身体に染み付いてる。だいぶ見た目も老けて、プライベートでもともさかりえと離婚したり色々あるみたいだけど、最近はまた割と手弁当で活動してるような感じだった。アンコールでやった新曲がやたら曽我部っぽい曲に聞こえたのはベースの田中のせいもあるのかな。しかし、CHELSEA HOTELなんてまさか入る機会あるとは思わなかったよ。いい経験。

2017/5/24 CHAI presents ”ロード・ツー・ダ・GRAMMYs” season3@o-nest

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音源聴いて以来、ずっとライブ行きたかったCHAI。去る5/24、やっと行けました。会場のnest前に着いたら、向かいのduo前にパトカーが止まっていてポリスメンたち何やら慌ただしくしていたが、開演が迫ってたことと、まぁ渋谷のラブホ街にパトカーがいてもとりわけ違和感もないので、スルーして会場に。

翌日、元カトゥーンの田中聖が渋谷で捕まったというニュース映像を見たらまさにnestが映っていてびっくり。変に見に行かないでよかった。

今回はHelsinki Lambda Clubってバンドとのツーマンイベント。よく知らんけど、Bombay Bicycle Clubみたいな名前だ。オマージュなのか単にこの手のバンド名が流行ってるのか。初めて聴いたが普通に売れ線っぽい音。ただ、個人的に全く興が乗らず。MCのああいう感じとか含めどうも受け付けないんだよなあ。完全に好みの問題です。はい。

さて、前座が終わって待ちに待ったCHAI。いざ演奏始まったら先ほどとは打って変わって体が勝手に動き出す。生で聞くボーカルも音源そのままのあの独特の声質。演奏も達者で踊らされてしまう。CSSやトム・トム・クラブを彷彿とさせるパフォーマンス。イベント開始前にフロアでメンバーがDJ回してて、CSSBasement Jaxxをかけてたし、彼らからの影響も大いに受けてるとは何かの記事で言っていたが、CSSを知ったのは前作を出した後に勧められたからとも言っていたので、はじめからフォワーとしてではなく好きな音楽演っていたら無意識的に共通点が出てきたということか。凄いポテンシャルである。メンバーの双子が目立つけど、個人的にはベースの子の立ち居振る舞い凄いかっこよくて目で追ってしまった。CDのジャケも彼女が描いているそうで、多才とはまさにこのこと。USツアーで鍛えられたのか客席の盛り上げ方もうまい。CHAI始まった途端に客席に外人が一気に増えたが、そんな客席の彼らも大盛り上がりだった。(そういや客席にはThe Wisely Brothersの三人の姿も。かわいかった。)そんなこんなでテンション最高のまま踊らされ、最後まであっという間に終わってしまった。なんだろうこの感じ。音源ももちろんすばらしいんだけど、どうみても完全にライブバンド。ライブのほうが俄然良い。こんなにライブが楽しみなバンドは久しぶりだ。昔neco眠るを初めてライブで観たときと似たような感覚。なんかのきっかけ次第で一気に売れそうな感じがするので、nestサイズの箱で観られるうちに行けて本当に良かった。当日8月のワンマン開催が発表され、物販で迷わずチケット購入。スケジュールみたらソニマニと日程被ってたけど俄然CHAI優先。今から楽しみである。

 

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何かのきっかけで一気に売れそうと書いたけど、早速本日テレビに出るそうで。録画マストですわ。